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その③ FW保存と書き換え

Last-modified: 2015-09-22 (火) 22:10:17

ファームウェアの保存や書き換えを行います

PCとの接続

送信機との接続を終えたSTM8S-DiscoveryをUSBケーブルでPCに接続してください。
ドライバがインストールされ、リムーバブルメディアとして認識されます。またGT3B/Cの電源が自動的に入ります。
GT3B/Cが工場出荷ファームウェアで動作している場合、低電圧アラームが鳴り始めますが、正常な動作です。後述の読み出し作業を行えば鳴り止みます。

PCのUSB電力供給能力が不足していると、接続が不安定になる等の障害が出ます。この場合、STM8S-Discoveryの電圧設定ジャンパ(JP1)を取り外すかVcc間を接続しているピンケーブルを外した上で、送信機にバッテリーを入れ電源をONにして再度接続をやり直してください。
 

旧ファームウェアおよび設定情報の読み出しと保存

送信機のマイコンから現在のFWやセッティングデータを読み出します。

  • STVPを起動して下さい。
FW_3_STVP.jpg
 
 
FW_3_Read.jpg
  • メニューバー[Read]>[All tabs (on active sectors if any)]をクリックしてください。LEDインジケータが赤く点滅し、読み出しが開始されます。
 
FW_3_TABS.jpg
  • メイン画面下部に「PROGRAM MEMORY」「DATA MEMORY」「OPTION BYTE」タブが表示されています。それぞれ、送信機マイコンのプログラムメモリ領域(FLASH 8000-FFFF)、データメモリ領域(EEPROM 4000-43FF)、オプションバイトの表示を切り替えます。
 
FW_3_Save.jpg
  • 保存したいメモリ領域を表示した状態でメニューバー[File]>[Save As…]をクリックし、任意の場所に保存してください。工場出荷ファームウェアをバックアップする際、万一に備えて、すべてのメモリ領域を保存することをお勧めします。
 

メモリ領域
通常、プログラムメモリ領域にはファームウェアが、データメモリ領域には各種設定情報(モデル名称、トリム値などのモデルメモリ)が格納されています。
ただし、GT3B/C-PSX Ver.0.6.2ファームを導入した後は、モデルメモリ8番以降のデータがプログラム領域に格納されるようになります。該当するモデル設定情報をバックアップするには「DATA MEMORY」だけでなく「PROGRAM MEMORY」も保存してください。
オプションバイト
マイコンの各ピンの機能割り当てなど、マイコン自体のハードウェア的振る舞いを決定する特殊なメモリです。ファームの開発が続き、送信機にヘッドトラッキングジャイロを接続できるようになれば、ここの値を変更することになるかもしれません。(詳しくはプログラムソースのTODOリストを参照してください)

ファームウェアおよび設定情報の書き込み

送信機のマイコンへFWや事前にバックアップした設定情報の書き込みを行います。

 

●書き込みを行う.s19ファイルを開く

 
FW_3_TABS.jpg
  • 書き込みを行いたいメモリ領域のタブを選択します。
    FW書き込みの場合は「PROGRAM MEMORY」を選択します。
 
FW_3_Open.jpg
  • メニューバー[File]>[Open...]をクリックし、.s19ファイルを開いてください。
    選択中のタブにバイナリデータが読み込まれます。アウトプット画面にエラー表示がないことを確認してください。
    読み込めない場合は、正しいタブが選択されていることを確認してください。
 

●マイコンに書き込む

 
FW_3_TABS.jpg
  • 書き込み対象のメモリ領域タブを選択してください。
 
FW_3_Write_CT.jpg
  • メニューバー[Program]>[Current tab]をクリックします。
    アウトプット画面左下にプログレスバーが表示され、STM8S-DiscoveryのLEDインジケータが点滅して書き込みが行われます。
 

インジケータの点滅が終わり、書き込みが完了したことを確認してから、USBケーブルを抜き、その後STVPを終了してください。

先にSTVPを終了すると、送信機がキャリブレーションモードで再起動することがあります。USBバスパワー駆動時は一部数値を正しく読み取れませんので、キャリブレーションは行わずにUSBケーブルを取り外して電源を切ってください。
 

●セッティングデータを引き継ぐ

互換性のあるFWバージョンへの書き換えであれば、データメモリ領域への書き込みを行わない事で現在の設定データを引き継ぐことが出来ます。

ただし、特定のモデルメモリ番号(バージョン0.6.2においては8番)以降の設定データがプログラムメモリ領域に格納されているため、FW書き換えの際に、以下のように書き込む範囲を指定する必要があります。

 
FW_3_Write_EndAddr.jpg
  • 新しいFWの.s19ファイルを開き、メイン画面上でバイナリデータが「00」でない最後のアドレスを探します。
    バージョン0.6.2では「E8BA」です。
 
FW_3_Write_AR.jpg
  • メニューバー[Program]>[Address Range...]をクリックしてください。
 
FW_3_Write_ARW.jpg
  • 範囲入力画面が表示されます。
    「Start@:」に「8000」を、「End@:」に先ほど調べたアドレスを入力して「OK」をクリックしてください。書き込みが開始されます。
  • 「FWバージョンx.y.z」において、x.yの数値が等しいものにはセッティングデータに互換性があります。ただし、新しいFWのモデルメモリ数が現在のFWのそれよりも少ない場合、モデルメモリが最終番から順に削減されます。